2014年04月05日

ゴールデンウィーク集中講座のお知らせ

久しぶりの更新です。

今年もゴールデンウィークに油彩画修復の集中講座を行います。
未経験の方でもご参加可能です。
興味のある方はぜひご応募ください!
詳しくはホームページをご覧下さい。
    ↓ ↓ ↓
http://www.npo-acrc.org/information.html

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posted by スタッフA at 18:22| Comment(0) | お知らせ | 更新情報をチェックする

2013年06月29日

日曜クラスのこれまでの作業報告Part2

続いてBグループの作業報告です。

◆Bグループ「並ぶ三頭」
年明けから新しい作品に入りました。
始めに状態調査と溶剤テストを行い、修復計画を立てました。絵具層の剥落があったため、最初に膠で剥離止めを行いました。
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一通り剥離止めを終わらせた後、水溶性の汚れを除去しました。
作品を木枠から外し、みみを伸ばしました。みみの部分が短いことと、かなり作品が傷んでおり剥落が多い作品のため、直接振動を与えないように、仮板に張り付ける前に、膠テープをみみに付け、その部分にガンタッカーを打ち付けました。
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表打ちは生麩糊で行いました。大きい作品だったため、和紙の配置に苦労しました。また、絵具層に凹凸があるため、部分的に表打ちの補強も行いました。
キャンバスに大きな裂け目があったため、パッチ当てを行いました。続いて作業保護と変形修正のため、仮の木枠に作品を張りつけました。
裏面掃除は金ブラシ、ビストリ、固めの筆を用いて作業しました。裏面には文字が書かれていたため、文字の周りを注意しながらビストリで掃除しました。
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絵具層の固着強化のための合成樹脂はbevaを含浸させました。
温圧で絵具層を固着しました。
表打ちを除去した後、みみの延伸と補強のため、stripliningを施しました。この作品は裏打ちまでは不要でしたが、大きな裂け目があったので、用心のため木枠に作品を張る前に、薄手のポリエステル布でloosliningを行いました。
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Loosliningは裏打ちの一種ですが、作品に直接裏打ち布を貼らない方法で、キャンバスの保護をします。ポリエステル布を使う理由は、湿気による伸び縮みの動きがないためです。但し、布があまり伸びないため、木枠に均等に張り付けるのは少しテクニックを要します。
最後に作品を木枠に張り付け、今月作業が終了しました。
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土曜日クラス、日曜日クラスともにまた新しい作品に入っていますので、その模様も報告していきます。
それではみなさま、よい週末を。
posted by スタッフA at 17:51| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

日曜クラスのこれまでの作業報告Part1

みなさんこんにちは。
湿気の多い時期ですね。
絵は急激な環境の変化や高温多湿の状態で置いておくと傷んでしまいます。
絵をお持ちの方は注意してくださいね。

それでは、日曜クラスのこれまでの作業を報告します。
長くなりますので、2回に分けて報告します。

◆Aグループ「春照のニコライ堂」
アンモニア1%(inジェル)で水溶性の汚れを除去した後、作品を木枠から外し、表打ちを膠で行いました。
表打ちを貼る際は、絵の上に和紙を乗せて膠を染み込ませるのではなく、先に和紙に膠を染み込ませてから作品の上に置く方法で行いました。先に膠を染み込ませる方が、和紙に均一に接着剤が染み込むため、接着剤の濃さの差が出来にくくなります。注意するのは、和紙に皺が出来ないように置くことです。
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次にキャンバスが薄くなっている箇所があったため、パッチ当てをしました。
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続いて作業保護と変形修正のため、仮の木枠に張りつけました。
裏面掃除は金ブラシとビストリで行いました。当初この作品は、裏打ちはせず、みみの延伸と補強を行う予定でしたが、思ったよりキャンバスが弱っていたため、裏打ちすることにしました。裏面に文字が書いてありましたが、減圧時に影響が出ないようにするため、文字が消えないように凹凸を無くし、裏面を全体的にクリーニングしました。絵具層の接着強化のための合成樹脂はplexisolを含浸させました。
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後日裏打ち用のキャンバスを準備し、温圧で絵具層の固着をするとともに、裏打ちしたところまで作業しています。

◆Cグループ「裸婦」
大きい作品のため、裏面掃除に時間がかかりました。
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Sfibramentoを2回行った後、ガッンタッカーで裏打ち用の布を張り直し、牛+兎の膠(1:10)を塗布しました。
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裏面掃除後に、接着剤であるplexisolを裏面から染み込ませました。(日を置いて2回)
絵具層の固着強化は温圧で行いました。裏打ちはパスタで行いました。
表打ちをお湯で剥がし、クリーニングを行い、部分的に剥落した箇所を膠で接着しました。この作品は下に別の絵が描かれていると推測され、層間剥離により、絵具層が上手く固着できなかった箇所があったと思われます。
DSCN7850.JPG
最後に作品を木枠に張り付け、3月中旬に作業が終了しました。
posted by スタッフA at 17:37| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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